ざらっとした

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おれの中の殺し屋 (扶桑社ミステリー)

おれの中の殺し屋 (扶桑社ミステリー)

ゲゲゲの女房で雄玄社の豊川編集長が言うセリフ。
水木マンガはざらっとしている。
きのう30枚まで書いた小説を頭から斜め読みしてみた。
導入がごつごつしていて読みにくい。
前回のゾンビの遅い夕食が簡易な文体だったので、すこし変えてみたのだが。
相変わらず私小説な部分とその場しのぎの寓意が混ざっている感じ。
まったくおもしろくないという気もする。
でも受け入れてもらえるところをあえて探せば群像しかない気がする。
つぎの新作もそうなるか。
小説を書けば書くほど劣化している。
どんどんつまらなくなっている。
どうにかしなければ。
尾関忠雄さんは次第に良くなっていると優しく評してくれたが。
自分ではまったく満足できない。
きょう美容院へ。
担当の人がサーファーだったことを知る。
伊良湖に行ったとか。
Jブンガクの8・9月のテキストを買う。
10円ばかり増える。
幻のアフリカ、芸術新潮、指先からソーダを買いに精文館まで行かんといけないか。
メイソン&ディクスンも立ち読みしたいけど、あるかどうか。
ブリグリとパフュームの新譜が出るし。
量子回廊、アエラ真木よう子)はイケダにあるか。
おれの中の殺し屋をアマゾンで買いたい。
群像か。
大変そうだな。
あと1度でいいから挑戦するか。
簡単そうなすばるのほうがいいか。
つぎの作品はすべて内的独白、意識の流れになりそうだからなあ。
そんなけったいなもんが大手純文学で通用するものか。
落ちるのを恐れるのはやめよう。
早稲田文学新人賞や中部ペンクラブ賞なんかは落ちても痛くもかゆくもないし。
そういう気楽な気持ちでやるしかない。
変な小説を判ってくれるだろう群像編集部なら。
変わり映えしない純文学ということで読者には無視されるだろうけど。
でも健康優良不良少年の私としては落ちてもなんにも変わらんからいいんです。
ただはねつけられるのではなく正当に評価されたうえで落とされるのなら傷つかないで済むのだが。
大手文芸誌は重いなあ。
評価軸も古いし。
みんな阿呆なんだろう。
いい大学出ているだけの純粋培養された亡者の集団。
そんな堕落した人間たちのために血を吐いて働きたくない。
もっとこぢんまりとしたとこがいい。
珍獣扱いではなく人間として守ってくれる出版はいま日本にあるんか。
創元かなあ。
自費出版か。
困ったなあ。
賞のことは忘れよう。
自分の作品世界へいまは戻ろう。
いまはただ、クワを振るうだけ。