ながい旅
GWに2泊3日で、東京へ遊びに行きました。
いきなり地元の駅で、数秒間合わずに電車に乗り遅れ、これは幸先悪いと危惧しましたけど、震度5弱の地震のほかには、トラブルもなく無事過ごせました。
新幹線内で『「瀧口入道」異聞』を読了。
2時に品川着、ホテルのある蒲田でココイチカレーを食したあと、3時チェックイン。
新宿の紀伊国屋書店本店の2階で兄と4時半に待ち合わせ。
おすぎを見た。
さすが大江さんや春樹さんも常連なわけだ。
でも、おすぎとは、むかし早稲田でも2回擦れ違ったことがある。
書店では、『文芸誌編集実記』『ズボンをはいた雲』『イマジネーションの戦争』『学生との対話』を購入。
ホテルでパラ見したら寺田博の本に、入沢康夫や高橋新吉のことが書いてあり、『ズボンをはいた雲』は入沢の序文があり、『イマジネーションの戦争』は高橋の「うちわ」が載っていたので、本同士の繋がりを感じ面白かった。
兄はジジェクの『パララックス・ビュー』などを購入。
最新刊同人誌は1冊も売れてなくて、しょんぼり。
シェイキーズでピザを食べ、ゴールデン街のトミーへ。
ママのどきんさんと世界卓球を観賞。
平野さんの奇跡の逆転劇を見逃して退店。
グリンピースご飯がおいしかったなあ。
ホテルでは、なかなか眠れず、汗をかき、地震で叩き起こされる。
早起きしてしまったので、『ZIP!』のRGを観て多幸感に包まれたのち、8時半にホテルを出た。
上野の東京都美術館に向かい、バルテュス展を2時間半ほどかけて鑑賞。
ピエール・クロソウスキーは実兄で、リルケの私生子、本名はバルタザール、無類の猫好き。
やはり「夢見るテレーズ」「美しい日々」「読書するカティア」は圧巻。
模倣したフランチェスカに優るとも劣らない傑作群だ。
でも、あとは三流画家じみた作品が並ぶ。
なかにも忘れてしまったものが多いけど「山(夏)」「街路」など目を惹くものがあったが、ことごとくMOMAが貸し出ししてくれなかったようで、参考図版だった。
ほかには、バタイユの娘ローランスをモデルにしたり、アルトー、ジャコメッティなどの交流を知ったのは大きな収穫だった。
ブログ頭にアップした「窓」がお気に入り。
途中、秋葉原でnot yetのラッピングバスの前に宇野常寛、濱野智史のそっくりさんがいた。
丸善で『人体』を購入後、流通センターへ。
文フリの会場に着いたのは、3時ごろか。
小説系の同人誌を10冊、評論を1冊、漫画を1冊、買う。
イベント終了後の打ち上げに参加するため、5時まで待たないといけない。
そこで、当ブログをきっかけに知り合った、あんなさんが参加しているサークル「崩れる本棚」さんが、快く時間潰しに付きあって頂けた。
有意義な時間が過ごせ感謝しています。
品川の「楽蔵うたげ」で開かれた打ち上げは60人くらい参加したのかな。
刺身と焼きソバをもっと食べたかった。
なむあひさんとは話せたが、初対面のかたが多く、満足に交流ができたのは2次会、3次会からだった。
平原さんと古井さんの同人誌を新たに購入。
この夜は、ぐっすり眠れた。
翌日、蒲田で兄と再会し、AKBカフェへ。
帰りの新幹線も行きと同様に無事に座れ、「うちわ」を読むなど快適に過ごせた。
7時ごろに帰宅。
ドラゴンズ戦を見逃し、眠りに就いた。
出かけるまえは、なんだか心配のほうが大きかったけど、終わってみれば、大満足のながいようで短い旅だった。
真央ちゃんみたいな矛盾した気分でしょうか…
今度は11月に、また東京へ行く予定です。
では、お達者で!