サロン・ド・マロリーナさん、小説πさん、メルキドの同人誌到着

グランド・フィナーレ (講談社文庫)

グランド・フィナーレ (講談社文庫)

ドン・キホーテ〈前篇1〉 (岩波文庫)

ドン・キホーテ〈前篇1〉 (岩波文庫)

東京のアニから、第九回文学フリマでお隣同士だったサロン・ド・マロリーナさんの創刊号と長塚節文学賞入選作品集(みちまろさんの「夏の少年」が優秀賞!)、小説πさんの二〇〇八年十一月号、二〇〇九年十一月号、それからメルキド6号30冊が届きました。
まだざっと目を通しただけですが、アニが指摘したとおり、表題のメルキドの文字が右肩下がりになっていました。
せっかくがんばったのに最後の最後でポカをやらかしました。
ミステイクを入稿してしまったよう。
もっと確認作業を徹底させないといけません。
サロン・ド・マロリーナさんのはみちまろさんの「革命、憂国、あるいは、太陽」(183枚)が読み応えがありそうです。
タイトルはミシマっぽいですがどんな小説なのか楽しみです。
「夏の少年」はみちまろさんのホームページにタイトルと枚数だけのっていました。
まさかコンテストの入選作だとは。
一語一語緊迫感がある字運びだと、書き出しだけですが読んで感じました。
これからじっくり読んでいこうかとおもいます。
感想もまたの機会に。
小説πさんは合評が楽しそう。
毎月1冊純文学を選んで討論会をしているよう。
グランド・フィナーレ」もあるし、「ヘヴン」もある。
遠方ゆえに参加できないのがおしいです。
名古屋には名古屋読書サロン月曜会というのがあるらしいですが。
こちらはもっと一般向けですね。
だんだんまわりがにぎわってきたがこれからどうしたものか。
じぶんのルーツが大事か。
こんなときこそ原点をかえりみなければ。
まえのシマウマ書房の鼎談で、墨谷渉が、ラテンアメリカやフランスの文学じゃなくてもっと日本的なものを出したほうがいい、といっていた。
マジックリアリズムやヌーヴォーロマンポストモダンはこれから私が集中的に読んでいこうかとおもったいたジャンル。
十代のころからなんとなく興味はもっていたもののあまり読めずにいたジャンル。
あと幻想文学の作家になろうとも今年の夏ごろにおもった。
しかしジャンルのないものを書いた方がいいのではないかと最近おもい、過去の芸術運動や過去のファンタジー好きな自分というジャンルを横断したノンジャンル・新しいジャンルを自分でつくったほうがより純文学的な気がしてきた。
ジャンル分けされないのが純文学で、純文学とジャンル分けされた時点でそれは死だ。
でも広小路尚祈は群像をポストモダンっていっていたなあ。
広小路さんの奥さんはえらいひとだなあ。
シマウマ書房のイヴェントに客としてきていた諏訪哲史はゴリゴリのフランスかぶれだし。
外国の文学は読んだほうがいいのか。
カフカの城、ドストエフスキーカラマーゾフセルバンテスのドンキを生涯をかけて読んでいこうかとおもっているが。
あとはバタイユニーチェ・ジョイス・ベケットブランショプルースト・プイグか。
怪獣消しゴム、ごっこ遊び、漫画クラブ、ゲームブック、テーブルトーク、個人誌、映研、同人誌とインディヴィジュアルなインディペンデントな活動が自分のルーツか。
あとだいたい5年周期で動いている。
10才漫画クラブ、15才不登校、19才名古屋の映研、24才東京の映研、29才同人誌、34才ブログ。
39才急死ということにならないようにしたいけど。
39才(太宰治が死んだ年か)くらいにまた新しい展開をすることになるのか。
5年あればいろいろできる。
29才〜34才までの5年は半分以上寝て暮らしていたけど。
いまからの5年は活動的なものにしたい。
ななめにかたむいているメルキドのタイトルはいまだにまがっていて気になる。
こういう凡ミスはむかしからかわらない。
2010年12月発行予定のメルキド7号は、私が表紙のデザイン担当なので気をひきしめてやりたい。
1996年に撮った林の写真にするつもりだけど。
まわりから刺激をうけ、なんとかプラスに展開していきたいです。
でももう6号の間違いを2か所みつけてしまいました。
がっくり。