『鏡の女たち』(2002)鑑賞

鏡の女たち [DVD]

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出会い

出会い

ずっとツタヤに通ってもらっていた兄がそろそろ上京するので、吉田喜重はこれで見納めか。
始まりは往年の映像美と較べてしまい、いまの時代を憎んだが、後半の障子を使った影の演出はどうにかして現代に対して拮抗しようとする監督の気構えを感じた。
DNA鑑定という響きの悪い言葉を、主の家族ではなく脇役の夫婦とだけ実行するのがなんとも乙だった。
あとは東京よりも広島を素晴らしく写しているカットに目がいった。
原爆の写真のパネルを移動させているのは『裏切りの季節』を彷彿とさせた。
田中好子一色紗英山本未来が生々しくてとってもよかった。
吉田監督は79才になるのかな。
情念を美しく撮れる才は世界随一だろう。
1、2月に観た吉田作品6本のお陰で「90th」の新構想も浮かんだ。
       *
きのうはアマゾンプライム退会手続きで大変だった。
特急便が安くなるサービスでずっと無視していたが、『ニューヨーク革命計画』が帯付きで送料なしの2650円のが、プライム対象商品であり、通常配達も選択できるのかと注文したら、自動的にプライム会員になってしまった。
1カ月無料のあと、自動的に入会され年会費を3900円払わないといけない。
ヤフー知恵袋の助けを借り、アカウント設定の「Amazonプライム会員情報を管理する」で自動更新からなんとか抜け出した。
プライムは「最上」という意味か。
最上のトラップだったなあ。
夜は執筆。
平坦な文章しか書けなかった。
『出会い』が欲しいなあ。