青い筆跡

パイロット 万年筆カスタム74 ブラック細字 FKK1000RB-F

蛭子能収の人生日記

昨晩、かすれていた万年筆の文字がもとに戻った。
父母にもらった双方とも使えないから、来月新調しようかと思っていたのだが。
しばらくは大丈夫そうだ。
１５才のとき父が万年筆を初めて買い与えてくれ、人生日記を深夜書いていたのも、いまと同じ青いインクだった。
最初期は黒だったけど。
哲学者気取りで黙考を重ねていた時期のことが、青インクを見ると思い出す。
そんなとこから、なにか内省的な文章を書きたくなるのか。
あのころと同じ部屋、同じ時間帯に蛍光灯の光を浴びて文字を綴る。
原体験と通じる現在の姿。
ひとの一生は意外とシンプルなものなのかもしれない。
２００４年東京事変結成、落合ドラゴンズ始動、同人誌創刊、入院。
２０１２年東京事変解散、高木ドラゴンズ始動、同人誌？　？？
廃刊にならないようにしよう。
廃人にならないようにしよう。
ワセブンを受賞して同人誌活動をやめるということにはならないように。
高木ドラゴンズは１７年振りか。
ゆいはんと私の年の差も１７年。
阪神淡路大地震、平田信逃避行も、今年で１７年か。
万年筆も１７年振りで本格的に使い始めたのかな。
それはさすがにこじつけか。
芥川賞も副賞は時計じゃなく、万年筆にすればいいのに。
でもそれじゃあ、文藝賞と一緒か。