ノー・チャンスなんてものはない

文藝 2007年 08月号 [雑誌]

文藝 2007年 08月号 [雑誌]

早稲田文学が論文を募集していることを数日前に知った。
大江健三郎村上春樹などの日本の世界文学の可能性を問う評論を求めているようだ。
これはまさにことし私が、同人誌に載せようと思っていたものと重なる。
締め切りなどは、明記されていなかった。
次号やそのさきを見据えているようだ。
小説のほうは、やっぱり創元でいい気がする。
ジャンルとしては純文学だろうが、太宰賞の人情話みたいな感じじゃあないし。
でもとにかく新人賞応募がメインじゃなくて、あくまで同人誌発表に意義があるからどっちでもいいか。
けど、評論は載せられないのかな。
前年作「絶滅小説」は愚作だったことが、だんだん時間を経るにつれ判ってきたので、あれは同人誌に掲載せず、このまま闇に葬りたい。
しかしSF小説はジャック・フィニイの「台詞指導」を読んでいるくらい。
来年はヌーヴォ―ロマンも書いてみたいし。
『文藝』2007・秋で柴田元幸が、自分で好きな本を探す大事さを説いていた。
やっぱりスワテツが、大学で自分が読んできたリストを強要するのはおかしい。
名古屋文化は、ほんとダメだな。
尾張以上になにもないけど、ここは三河勢が、がんばるしかない。
華々しい成果を挙げている岐阜、三重にも協力してもらって尾張包囲網だ。
それにしてもほんと『もっとも危険な読書』買っとけばよかった。
リチャード・パワーズについて、書いてあったし。
福田和也の『最も危険な名作案内』というのもあるのか。
薔薇の名前』は単行本を買ったが、文庫化はされていないのかな。