『すべてが狂ってる』(1960)鑑賞

すべてが狂ってる [DVD]

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鈴木清順の日活映画。
ゴダールの『勝手にしやがれ』が1959年くらいか。
ヌーヴェル・ヴァーグの芳香を強く感じる。
松竹ヌーヴェル・ヴァーグを意識して撮られたみたい。
私が邦画の監督で山中貞雄くらい敬愛している大和屋竺と清順さんは脚本の共同執筆をほかの映画でしていたようだ。
『東京流れ者』は観ていないけど、大傑作『殺しの烙印』と較べると、少々小粒の印象だが快作には違いない。
『裏切りの季節』とか、また観直したくなった。
登場人物が冒頭立て続けにいっぱい出てきて、だんだん誰が誰だかファーカスが効いてくるところも、映画の醍醐味みたいでよかった。
ショットも話も過激で、若者文化の力を感じた。
       *
きのうの『金スマ』AKB48の真実。
右目だけから涙があふれ続けた。
あっちゃんの「個性的な君を待っている」という募集コメントを読んだときの決意。
しーまりのチラシ配り。
ともちんの地下アイドル呼ばわり。
たかみなの初めて届いたファンレター。
そして『RIVER』の歌詞。
『会いたかった』の詞に反発していた昔の自分が間違っていた。