フェルメール≪地理学者≫とオランダ・フランドル絵画展

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きのう兄と未知のサイクリングロードを自転車で駆けて、豊田市美術館に行った。
歴史画と寓意画、肖像画、地誌と風景画、風俗画と室内画、静物画の順。
絵の所有者が、貴族から裕福な市民へ変遷したなかで、この流れができたのか。
<風景の記述>とかは、市民的な街の外の自然に対する望郷の念から生まれたとか。
海景画というのがあるんだな。
街灯のことをランプポストっていうんだ。
ヴァニタス(虚栄)、メメント・モリ(死を想え)、ハーディ・ガーディ(楽器)などの主題の絵もあった。
スラバートル「髑髏と自画像」では蝋燭がヴァニタス、ドクロがメメント・モリをあらわしているそう。
イスラエルダヴィデがゴリアテを退治し称賛され、それにサウル王が嫉妬して槍を投げる「サウル王の前で竪琴を弾くダヴィデ」の解説がおもしろかった。
オランダ南部って17世紀はスペイン領だったのかな。
だったらワールドカップ南アフリカ大会の決勝は悔しかったろう。
音声ガイドが佐々木蔵之介だった。
要の「地理学者」は小さくて黒かったけど、構図が美しかった。
フェルメールの30数点の絵はどれも小さいそうだが。
地理学者が着ている「ヤポンス・ロック(日本の着衣)」が、若見ありささんの服に似ていた。
若見さんは謙虚なかたでした。
グッズはなにも買わなかった。