不真面目な小説

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群像 2011年 09月号 [雑誌]

群像 2011年 09月号 [雑誌]

きのう、5カ月ぶりに自室のノートパソコンを開いたら、レジュメとセットアップの画像が出てきた。
日にちと時間を設定し直すだけで、あとはなんともなかった。
新作小説の半分が打ちこんであると思っていたが、400字詰めで換算したら42枚だった。
さっそく気になっていた箇所を推敲した。
読んでいて、ユーモアなんだか、不真面目なんだか、馬鹿らしい話が続いているだけ、といった印象を受ける。
賞を獲るような小説ではない。
疵瑕だらけ、穴だらけ、弛緩小説だ。
パソコン特有の難解語を駆使した、意味不明の長文がこれ見よがしに書かれている。
もっとリラックスしたほうがいいのか、気が抜け過ぎなのか。
緊張感というか、適度な負荷、ストレスが必要なのか
でも所々のねじれた文体だけが唯一の読みどころな気もする。
これで文章も平坦だったら、ただの阿呆話で、評価は同じぐらい低いか。
しかし爽快な達成感はあるのが驚き。
自分のためだけに書いている小説なのかも。
同人誌レベルの、たくさん売れる商品ではない感じ。
現状でいいんだろうか。
だが普通の小説は難しくて書く気がしない。
とりあえず群像はやめたほうがいいか。
でもワセブンみたいな前衛小説といえるほどとんがってないしなあ。
居場所は同人誌だけかな。