かぶる

映画長話 (真夜中BOOKS)

映画長話 (真夜中BOOKS)

フラナリー・オコナー全短篇〈下〉 (ちくま文庫)

フラナリー・オコナー全短篇〈下〉 (ちくま文庫)

いま書いている小説が、『1Q84』BOOK3とまた、かぶった。
といっても「長いスカートの裾」と二人の出会いのあとの言葉「長かった」くらいで自意識過剰気味な妄想レベルだが。
まえには蟻塚の比喩や『ミクロの決死圏』的描写なども符牒をなしていたなあ。
吉本隆明に自分の新人賞に送った小説が有名な作家の新作にそっくりだったと相談の電話をかけたひとの気持ちも判るような。
悪人正機』に書いてあった。
無理にでも変更するか、気にせずそのままにするか。
変な深読みをされないように変えたほうがよさそうだ。
勇気を出してカットするか言葉を入れ換えよう。
きのうは、歩いて書苑イケダへ。
『映画長話』を受け取る。
伊藤計劃のブログを立ち読み。
ジブリアニメについての箇所。
好き勝手に放談していて痛快だった。
彼の趣味には、まったく共感しないが、違う思考に触れられておもしろい。
思いきって、自説を展開するのも悪くない。
伊藤さんは、『もののけ姫』と『紅の豚』を評価して、『となりのトトロ』を酷評していた。
ハウルの動く城』は、一貫性のないメロドラマに、なんだっけ? とにかくひねくれた評価をしていた。
フラナリー・オコナーの「すべて上昇するものは一点に集まる」の入った短篇集を探すもなし。
あるとしたら、精文館かな。
伊藤さんのブログとは、少しでもかぶりたいです。