前衛でもひとを感動させられる

ボディ・アーティスト (ちくま文庫)

ボディ・アーティスト (ちくま文庫)

輪るピングドラム 1(期間限定版) [Blu-ray]

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きのうは、兄と一緒に自転車で精文館とブックオフに行ってきました。
お目当ての『太宰治賞2011』『リトル・ピープルの時代』はなし。
散々迷ったけど、『ボディ・アーティスト』を掲載文芸誌を所持しているが、あらすじや解説、読みやすさなどから買ってしまう。
文芸誌で持っているものを、わざわざ新刊で二重購入するというのは、とても多いです。
所有欲が強いのか。
ただバカなだけなような。
哲学解説本や統合失調症の本、河合隼雄の本などを立ち読み。
河合さんだけが、まともなことを書いている印象。
ジュノ・ディアスの本がなくなっていた。
きのう日本で都甲幸治と対談があったのか。
『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』は、もともと2800ページあったとか。
ディアスさんのお兄さんが相当もてるそうです。
ブックオフでは、『パトレイバー』11、『シガテラ』2、3、『アイアムアヒーロー』1〜4を購入。
サバイバル・オブ・ザ・デッド』のブルーレイが2500円くらいだった。
自販機でアセロラドリンクを飲む。
火曜深夜の『輪るピングドラム』がおもしろい。
幾原邦彦
これを前衛と呼んでいいのかは不明だが、このくらいすごいものをいつか創れたらいいなあ。
無理か。
もっと他者の気持ちを想像しないと。
永遠に判らないけど、考えるだけ考えてみること。
それをはぐらかしていくこと。
自分の好きなようにやるというのは、他者のことを一切考えないということじゃない。
自分の心地良い状況は、他者を内包しているのが前提だから、自然と相手のことを真摯に考えざるを得ない。
他者を擬態するのではなく、他者と平等の位置につくこと。
好きとは気遣いなのか。
まだまだいい加減な作風だからなあ。
前衛の風上にもおけないほどの現状。
佐藤友哉も「ひよるな!」と言っているし。
村上春樹は自分の文体はだれがなんといおうとこれっといった信念が大事だと、『アンアン』最新号で書いていたが。
そうすれば自然に他者に伝わるのか。
好き嫌いの判断基準を鍛えて、他者に通じたい。