新しく小説を書き始めたけれど
- 作者: 庄司肇
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- 発売日: 1994/10
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- 作者: 多和田葉子
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吉田知子先生が同人誌作品の通弊として、
生硬な表現
抽象観念語の羅列
形容詞の重複
達者すぎて描写をはしょる
というものを挙げていたが。
意味が判らない感じもいいが、ユーモアがないと無味乾燥になってしまう。
それも古典的ユーモアと言うのが必要なような。
きのうの『渋谷でJ文学』で谷崎潤一郎の『猫と庄三と二人の女』と平野啓一郎の『かたちだけの愛』が朗読されていたが、どう考えても近代文学のほうが現代文学より豊穣だ。
どうせ現代文学やるなら、初期の奥泉光、笙野頼子、多和田葉子に衝撃を受けた私だが、彼、彼女らのようにやらないとまずい。
普通な感じではあかん。
でも普通のもんしか書かれへん。
これは困った。
かといって文体に凝るとつまらなくなる。
書き直しだ。
ミクシィの年賀状出さんと。
0円はもう完売か。
身銭を切らんと。
艱難辛苦の日々が幕をまた開けた。
合掌。