『ストレンジ・フィクション』(早川書房)がどっかいっちゃった

群像 2010年 12月号 [雑誌]

群像 2010年 12月号 [雑誌]

死の棘 (新潮文庫)

死の棘 (新潮文庫)

田中慎弥と間違えていた田中哲弥を調べようと探したがどこにもなし。
兄が持っているのかな。
文芸誌サイズのものだが。
と思ったらありました。
応接間の上に横長の本棚が載っている下のほうの棚に。
『In The City』(ビームス)の阿部和重「Life On Earth?」や『モンキービジネス』の福永信「幽霊 影 分身」が早く読みたいが、「メルキド」7の最終推敲を夜中やっているので取りかかれない。
前号のときもそうだったが、ぎりぎりの時間まで推敲をしていると不穏になる。
パフュームの『ねぇ』を聴きながら、薄暗い部屋で歯を磨いてみたが効果なし。
蒲団に入り、しばらくしてようやく平常な呼吸に戻った。
いったいなんだったか。
私小説と都合のいいフィクションを混ぜた作品なので、あきらかな自己中心的物語で、それがにわかにモデルにされたひとを傷つける要素があることを考えたから苦しくなったのか。
この小説は大勢のひとに読まれてはいけない気がする。
同人誌の範囲がちょうどいい。
きのうはそういえば風呂に入る前に、『群像』10・12の「侃侃諤諤」を読んだ。
島尾敏雄の霊がノーベル賞や東京ペンクラブ、芥川賞やなんかを語る。
冷笑的気分にさいなまれました。
でも作り笑顔でも健康にはいいそうなので、虚無的笑いも効果があるんでしょうか。
とにかく疲れた。
思いもよらぬところから道は開ける、とアナログ日記にきのう記した。
新人賞を獲るだけが作家の道ではない。
もっといいことがきっとあるはず。
地下活動を続けて行きたいです。