緑の家 探究

緑の家 (新潮文庫)

緑の家 (新潮文庫)

霊山

霊山

眼精疲労からかただの寝ちがえか、きのうより首が痛くてブログを休みました。
しかし美容院に行き、なぜだがマッサージを3人に受け、すっきり。
なんとか持ち直しました。
6日は兄と豊田市美術館へ。
石上純也展 建築のあたらしい大きさ を観ました。
矢野優がわざわざ観にきた代物。
あいちトリエンナーレのついでだろうけど。
不思議な感じでした。
人間を蟻と雲の厚さのスケールにして、建物を造ったり。
準備中に壊れてしまった雨をモチーフにしたものとか。
巨大なワンルームにたくさん柱を立てて、そのなかを鳥みたいに両腕をバタバタさせて通過するおじさんの映像があったり。
地平線がみえる大学のカフェテラスとか。
天空都市みたいなのもありました。
ミュージアムショップでは「パン人間とアルツハイマーママ」の写真とか。
芸術新潮ゴッホの耳をそぎ落としたあとに書かれた玉ねぎの皿の絵がとてもよかった。
牛のように進めは芥川龍之介にあてた漱石の手紙のなかにあったが、ゴッホもテオに同じような表現の手紙を出していたのか。
豊田出身の牧野義雄のクリアファイルが250円。
エッシャーのも松坂屋美術館で買えばよかったかなあ。
でもリキテンシュタインの絵ハガキを新宿で買って痛い目にあったことが……
そのとき一緒にいた人物がエッシャーの画集を欲しがったが、友人が買ってしまったのでダブるのがやで歌麿のを買ったという記憶がある。
美術館のあとは歩いてかっぱ寿司へ。
まぐろやかつおは食べなかった。
きのうの美容院のついでに本屋でアンアン立ち読み。
村上ラヂオは太宰治の朗読をアイポッドに聴く話。
一言は新刊の宣伝。
占いは楽しむのが一番と健康に留意。
評論は結論のようなものが出てしまいました。
あとは中原昌也の最新作を読んでと。
朝日で高行健が文学は政治性よりも人間の本質を描けと世界ペンクラブの会合で発言したとありました。
高さんは2000年にノーベル文学賞を受賞。
中国語で書いている作家ですが、フランスに亡命し市民権も得ているとか。
94年の大江健三郎以来ヨーロッパ系の作家ばかりがノーベルに当確しているとの情報が多いですが、いちおう高さんはアジア系でいいんではないでしょうか。
多和田葉子とかが獲らんかな。
私もノミネートされるような作家にはなりたいんですが……
とりあえず車庫に眠っていた今年受賞したリョサの緑の家を見つけてきました。
おそらく早稲田通りの古書店で100円で買った。
バースのキマイラとどちらを買うか迷ったような。
ドロレスじゃないと、とか。
きょうは帰りのついでに図書で借りている本を継続だけして映画は観ずに帰宅。
書苑イケダにも寄り、文芸誌を5冊買ってきました。
新潮・すばるの新人賞はどれもノーベル賞風な難解な感じ。
文藝はブログからの盗作疑惑で受賞作なしの波瀾。
この日記が発信源だったりして。
文學界は新人賞の下読みさんたちの覆面対談と同人誌評の総括。
群像は柄谷行人特集。
東海地方はまだ、けいおんが番外編。
律の屋上での細かいネタが聞きとれず。
ミヤネ屋でノーベル報道。
なんか盛り上がっちゃうのはミーハーでしょうか。
でも日本の作家が獲らんでも十分楽しみ。
さらに広げれば、自分が受賞しなくても十分新人賞が楽しみ。
土日は雨か。
ブックオフは体育の日にすっか。
角川書店の新創刊のノベルアクトに佐藤友哉のエッセイが載っているよう。
ミステリーズの新人賞の発表がきょうの午後6時から生中継とか。
佐藤弘「あの手紙の中で集まろう」読了。
宮沢章夫「あの小説の中で集まろう」という戯曲もあるそうだが。
佐藤さんのは大変おもしろかった。
中原さんのポルノとバイオレンスを抜いた感じ。
スカスカなんだけどなんか入り組んでいる。
そういえばきのう、図書カードで綿矢りさが載っている週刊文春吉瀬美智子週刊ポストサンデー毎日を購入。
そのあと気づいて、千のプラトー(中)も。
深夜に、モロイ、ヴァインランド、野生の探偵たち、水木しげる伝(下)を少しずつ読んだ。
村上さんのインタビュー集はあとがきを少々。
でも頭が痛いのですぐやめた。
私が生きているうちにだれか日本人がこれから1回くらいノーベル文学賞を獲ってほしいです。
その仲間に入りたいもんです。