図書カードが当たりました

千のプラトー 上 ---資本主義と分裂症 (河出文庫)

千のプラトー 上 ---資本主義と分裂症 (河出文庫)

絶対製造工場 (平凡社ライブラリー)

絶対製造工場 (平凡社ライブラリー)

青天の霹靂

青天の霹靂

朝日のゼロ年代の50冊というコーナーにシンセミアの感想を送っていて、記事にはなりませんでしたが、忘れたころのきょう、毎週10名に当たる1000円分の図書カードが当たり
ました。
ピーターラビットのミルクの図案。
封筒がまがまがしかった。
宛名といい差出人のロゴといい、兄も言ってましたが戦時中を思わせる怖い感じがします。
体質が古いのか、どこか権威的なのか。
でもうれしかったです。
以下、投稿した内容。


田宮博徳が東京で学生時代に読んだという「偸安、怯懦、卑屈」の一節は、大西巨人の『神聖喜劇』から引用した阿部の『アメリカの夜』だったのではないか。
博徳が学生時代を過ごしたのは九一年から九五年だから、九四年発表のさきにあげた小説を読んでいる可能性はますます高い。
また、田宮和歌子の池尻大橋から三宿方面で会った不倫相手は、当時その近辺に実際に住んでいた作者本人ではないかと勘繰りたくなる。
この作品には偽作者がほうぼうに姿を現すが、ここまで徹底して書き、また読者に隠した裏でも暗躍させる手法がますます小説を小説たらしめている。
一級のポストモダン小説だろう。


これで千のプラトーの文庫本がこころおきなく買える。
きのう精文館に行ってへとへとになりましたが、ミシェル・レリスの幻のアフリカ(平凡社ライブラリー)は2800円で手が出せなかった。
お金の余裕はまだあるんですが。
クンデラのカーテンも2500円で手が出ない。
チャイナ・ミエヴィルの早川プラチナ・ファンタジイも2800円だしなあ。
カーテンは原則に反してネットで買うか。
文庫で損しているし。
グレート生活アドベンチャーの文庫は書苑イケダで購入。
精文館ではチャぺックの絶対製造工場を購入。
あと1000円買い物すると200円引きのポイントカードになる。
劇団ひとりの晴天の霹靂、立ち読み。
自分を特別な存在だと思っていた晴夫が主人公。
アメリカの夜の唯夫のパロディか。
晴天を夜に見せる映画手法のアメリカの夜……
ひとりさんは阿部和重読んでんのかな。
あすはメグリアに千プラと一言を忘れた村上ラヂオを立ち読みしに行こう。
金毘羅の文庫も河出から。
コンピラとセンプラ、似てますね。
村上ラヂオの本文はサインの話。
星占いは、ネットでどんどん発言と夏中の努力が実る。
日々の日課をこなしつつ新機軸を展開か。
文学フリマ、エントリー終了。
キーワードは私小説・ヌーヴォーロマンポストモダン
ポストモダンを小説で実践する。
兄がデリダブランショ路線。
私がドゥルーズクロソウスキー路線。
不可能性と虹色のグラデーション。
愛と無縁の兄弟に救済はもたらされるのか否か。
請うご期待。