存在の耐えられない軽さ ハウルの動く城 鑑賞
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父の墓、書かれない報告、カーペンターズ・ゴシック、書物の解体学を継続。
週刊朝日の鴻巣友希子のピストルズ評と日経新聞夕刊の陣野俊史の星座から見た地球評をコピー。
そしてようやく、存在の耐えられない軽さ(1988)を観る。
クンデラが怒るのもうなずける軽い恋愛映画になっていたが、おもっていたより楽しめた。
原作の幻想的シーンはすべてカットされていた。
一生を棒に振るのが人生だ。
愛する人がいたとしても。
愛が人生の同伴者。
原作を読んだときは、愛が一生を棒に振らせるかと勘違いしていたような。
愛のために失うのではない。
はじめから失われているのだ。
もとから不可能性の世界に生きている。
偶然を絶対化するのが愛―カンバセイション・ピース
家に帰って、ハウルの動く城(2004)を観る。
3年くらいまえに後半だけ観た。
たしか前回は観逃した。
やっと話の筋がなんとなく判る。
ハウルと火の悪魔との契約と、ソフィーとの交換条件の詳細を忘れてしまったが。
カルシファーってルシファーか。
カブの王子がサリマン側なのか、敵国側なのかも判らん。
サリマンが案山子の呪いをかけたのか。
強烈なこれまた反戦映画なのか。
日本的な部分は曖昧な戦争というところしかなかった気もする。
やっぱりグローバルな映画だ。
*
芥川賞は赤染晶子。
赤染さんは、日に机に向かうのは8〜10時間!
広小路さんは残念でした。
うちに帰ろう、は書籍化されるんでしょうか。
綿矢りさの勝手にふるえてろ、は8月下旬発売とか。
文藝春秋から出るということは、しょうがの味は熱い、も収録されるのか。
河出以外ははじめてか。
プロはすごいなあ。
でも綿矢さんはどこかいつまでたってもアマチュアな感じがするが。
寡作なだけか。
わたしは、けいおん的四畳半主義者としてアマを極めたいです。
屍鬼はなんだかすごそうですね。
もやしもんは……
*
この5年間に同人誌以外の新人賞に送ったのは1回だけ。
これじゃあいかん。
いったいなにをやっていたのか。
3年間はずっと寝ていた。
あとは同人活動。
2009年1月に早稲田文学新人賞に送ろうとした作品は間に合わなかった。
それは2010年12月締めのワセブンに出す予定。
およそ2年のブランク。
時間を無駄にしている。
まだまだこれからだともいえる。
気長にやっていきます。
*
梅雨明け。
お金はあまり使わないようにしよう。
極力、脱成長経済。
でも病気のように思わず買っちゃう。
読まないのに。
置き場所も限られているのに。
なんなんだろうか。
吝嗇家(リンショクカ)か浪費家か。
ほどほどですね。
名古屋のブックオフで、M色のS景を買えばよかったか。
一九二八・三・一五も。
夏の闇も。
田園の憂鬱も。
トルストイの人生論も。
はあ〜。