読めるガイブンを探究する

杉浦茂のちょっとタリない名作劇場

杉浦茂のちょっとタリない名作劇場

失われたボールをもとめて ~寺山修司トリビュート

失われたボールをもとめて ~寺山修司トリビュート

きのうラックをさばくっていたら、スタインのアイダとバタイユの青空が出てきた。
アイダは朝のガスパールで知ったスタインを、そのごID JAPANでアイダを見つけ、生協に注文した。
16才、若かった。
最後までは読めず。
青空は1993・11・26のレシートが入っていた。
18才、これも読めず。
18くらいにはもうヌーヴォーロマン論を古本で買っていたから、百科辞典でも調べてニューヨーク革命計画も知っていて、刈谷の三洋堂で文庫を探したというお馬鹿なエピソードもある。
図書にあったのにそのときは調べもしなかったのがいまとなると不思議だ。
去年初めて図書の閉架から出して読んだがおもしろかったなあ。
予約していたひとがいて2/3くらいのところで返却したけど。
ル・クレジオマルケスロブ=グリエのほかの小説などを立ち読みしたがさっぱり判らず買わなかった。
代わりにマダム・エドワルダを買ったのか。
眼球譚を読めたのは去年だけど。
村上龍超電導ナイトクラブの装丁に惹かれるも買わず。
ヘルメスの音楽、狂気の歴史、ちょっとタリない名作劇場、悪趣味洋画劇場、不確実性原理、文藝、悦ばしき知識、堕落論シュルレアリスム宣言・溶ける魚、失われた時を求めて6などを三洋堂で買った。
隣にあったCDショップで寺山修司のトリビュートアルバムを買わなかったのが悔やまれる。
タモリさんも参加していた。
調べたら、失われたボールをもとめて、だった。
小中はバージェス・アニマル・ブックスや推薦図書の孤島の冒険、鼻・杜子春など金の星社や系列のフォア文庫を読んでいた。
創価学会なのか。
あとはソードワールド小説やウォーハンマーノベル。
そのまえは鬼太郎夜話、その後のゲゲゲの鬼太郎、ブレナンのゲームブック
不登校になってから兄の薦めで人間失格や陰獣・孤島の鬼、原始人などを読む。
中学校は行かずとも早起きしてパトレイバーを観てたな。
学校行ってたときは朝、イースをやっていたなあ。
小学生のときはスペクトルマン仮面ライダーウルトラセブンなんかを早朝観て登校していた。
エルマーの冒険とかニルスの不思議な旅とかはもっと子どもの頃か。
異邦人、車輪の下、ガリヴァ旅行記、アリスの不思議の国などが完読出来ず。
ガイブンでのつまずきが大きい。
マイケル・ムアコックは辛うじて読めたが。
コナン、指輪物語クトゥルー神話ファファード&グレイマウザーは読めず。
はてしない物語もモモも読めず。
ゲド戦記は1巻だけ。
10代の頃、謎の男トマを図書で借りたがさっぱり判らんかった。
今年になって買ったが、いまだ読まず。
カフカも審判で脱落。
城はたぶん今年から読み始めたが途中でやめた。
バーセルミもバースも読んでないしなあ。
プイグは会話だけのは読めん。
フエンテスは老いぼれグリンゴが読めん。
トルスタヤはンニャーが手に入らん。
オーツは彼らが読めん。
デュラスはラマンが読めん。
ヴァインランドからブリキの太鼓へ鞍替えした。
ピンチョン全小説のヴァインランドがどんな感じか見てから読むことにしよう。
文藝の作家ファイルなんかを読むと必ず好きな本に海外の長編とかマイナーな日本文学が入っている。
海外の作家のデヴュー作を中心に読んでいこうかなあ。
       *
アジカンのマジックディスクは父の祥月命日の6月23日発売か。
ゲゲゲの女房塚本晋也片桐仁が出た。
塚本さんは役名も塚本。
笑っている演技が鉄男のイメージが強い分決まりが悪いような気がしたのは私に問題があるんだろう。
柳美里に会いにいったファンがフルハウスなどの印象があまりに強く、彼女が笑うことに驚いたというのと一緒か。
片桐さんは貧乏神でした。
眼鏡なし。
SPですっかり自己内の評価がグンと上がってたが。
       *
ネームバリューなんかは気にせず、流派やジャンルを気にせず、自分の読めると思ったもんを探していきたいです。
自分の小説も書けるものを書いていきたいです。
あんまりポストモダンとかヌーヴォーロマンとか考えずに。
櫻井和寿もここはビートルズのなんで、ここはレディオヘッドのなんでとかはやめたほうがいいと言っていたし。
自分がひとりよがりでもいいものが出来たと思えるものを……