「フライトプラン」鑑賞

フライトプラン [DVD]

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ポストモダニストは二度ベルを鳴らす―90年代文化論

ポストモダニストは二度ベルを鳴らす―90年代文化論

きのうの金曜ロードショーで「フライトプラン」(2005)を観ました。
おかげで吉瀬美智子主演「ハガネの女」は観られず。
風呂タイムでね。
来週も日テレで「陰日向に咲く」がやるので、これまた風呂タイムで観られなさそう。
しかし徹子の部屋のカメラアップはすごい。
吉瀬さんもほんと美しく映っておりました。
ブラディ・マンデイでは、アップでうぶげが目立ってましたけど。
フライトプランはまえにも何回かやってますかね。
なにかの後番組を観ようとして、途中ちょっと観て風呂に入ってしまった記憶があるんですが。
思った以上に複雑でまんまと騙されて面白かったです。
ジョディ・フォスター主演のパニックルームはあまりパッとしなかったけどこれはいいんじゃないか。
ブレイブワンや幸せの1ページは観てないけど、この作品があれば面目躍如じゃないか。
ハンニバルの出演を断ってから心配していたが。
見事にこちらの不安をすかしてくれる作品だったなあ。
ジョディが棺を閉めちゃったらどうしたんだろうと思ったけど。
また色気を出して群像や新潮に送ろうとしていたけど、やっぱり一生をかけて早稲田文学に挑戦し続けることにする。
ワセブンの受賞作はどれも完読していないのだが、あのメチャメチャ振りはなんか信頼できる。
大江健三郎が東大新聞出のように、私は早稲田のリトルマガジンからデヴューしてノーベル文学賞を受賞したい。
みちまろさん、私は本気ですよ!
完全に正気の沙汰ではありませんけど。
狂気のあとの世界を描いていきたいです。
死者の言葉で。
純文学をより深化させるのでもなく、ライトノベルを商品としてもっと流通させるのでもなく。
まったく違う土俵の上で勝負したいです。
春樹を生んだ群像ではノーベル文学賞受賞者は出てこない。
次世代の春樹に継ぐ、翻訳に値する日本現代文学は文芸誌の市場から出てこないだろう。
もっと訳のわからん違う分野の小説群がどんどん出てきて、新たな市場を作り、そこから現れる。
ポストモダンな小説が。
モダンのほうがいいか。
ポストモダンを実践した小説はいまだないか。
モダンな古さも兼ね備えた、ポストモダンな小説か。
岡和田さん、青木淳悟の群像・新潮でもなく、あずまん、佐藤友哉の純文学的SF・ラノべでもない。
古めかしい同人誌や無意味にみえるワセブンとかでなにか出来ると思うのだけれど。
おかまに別れの言葉はいらないのよ〜―ワンピース
作品が作品として成り立たないような、阿部和重中原昌也をもっと普通の物語の形式に留まらない過激にかつアカデミックにした小説……
なにか出てきますよ、これから。
私じゃないこと必至なのかもしれませんが。
チャンチャン。