哀しいけれど


やっぱり、いまの私には無理です。
時期尚早だ。
いまの状態で送ってもなんの得にもならん。
ガッツ星人がセブンの能力を調査するために送り込んだアロンみたいな役割を、今度の小説で試せないかともおもったけど。
現状では早稲田文学や同人誌が合っている。
大手文芸誌はあまりに厳しすぎる。
ワセブンや同人誌に全力を傾けたほうが将来性がある。
それに大資本でばんばん広告だして売れ残るというのはあまりに痛々しい。
読者も求めてくるものが違ってくるし。
純文学もエンタメも書けない。
ワセブンはこれで2年浪人した作品を投稿することになるが。
でもワセブンだって落ちるだろう。
新人賞の性質は大手だってリトルマガジンだって変わらない。
だから自分で発表していくしかない。
大手やワセブンで一次とかに残っても、やはり自分の評価と選考者の評価が吊り合うかどうかということか。
すばる文学賞では正当な評価をしてくれそうにない。
ただ拒絶されるだけ。
しかしワセブンなら少しは考えてくれそうな気がする。
差の問題ではなく、資質の問題として。
変な瑕のある作品でもワセブンなら拾ってくれそうだ。
すばるでは問題外だろう。
そういうシンパシーを感じられるところがいい。
評価軸が自分と合っているところがいい。
世間一般の評価と同じところはいやだ。
一般評価というのが正しいのかもしれないが。
あとワセブンだと予選通過者はネットに載るしね。
でもいま書いてるのはほんとただおセンチな学生物語だからなあ。
こんなものに2年もかまけてないで、さっさと割り切って次にいくために、大手文芸誌に捨てていってもいいような気がしたのが、そもそものすばる文学賞応募の始まりだった。
だがこれ以上のものがつぎ書ける保証はない。
熱だけはなんかこもっているから。
やっぱり断ち切るためにもすばるに出すか。
でも絶対即落選だしなあ。
そんなこと気にしていたらあかんか。
作品に未練を持っちゃいかんか。
保留だね。
一旦完成させて頭から読んでみてから判断するか。
新潮に送るか。
憧れだし。
新潮なら拒絶されても納得がいきそうだ。
もうわからんなあ。
自分の小説のレヴェルはどんなもんなんだろう。
まったくだめなんだろうか。
まずそれを知りたいというのがある。
このままの調子で書いていていいとはおもわないんだが。
あまりにもありふれたものしか書けていない気がする。
2004年の黄金の3作を除いて。
これをネットで発表するか。
序章だけは魔法のiらんどで発表済みだけど。
厄落としでどこでもいいから送ろうかな。
そうはいっても、自分らで創作も発表もこなすというオルタナティヴノヴェルの考えに、大手文芸誌への投稿は抵触するんじゃないか。
答えは出ません。