兄の上京

精霊の王

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天才マックスの世界 [DVD]

天才マックスの世界 [DVD]

きのう、兄が東京へ向かいました。
都合ひと月ほど実家に滞在したことになります。
なんかものすごくながくいたような気がしました。
兄の滞在中、またユーチューブがアカウント停止になるが、ケータイを変え、年賀状を2枚出し、元旦に映画館に行き、ツイッターをはじめ、美術館に2度行き、外食のピザとカレーとパンを食べ、ブルーレイで録画し、直角二等辺三角形ツアーを観、パフュームロックスを録音し、ニコニコ動画であずまんを観、筆談ホステスを観、GHC杉浦×後藤を観、青い文学を観、星新一ショートショート新春SPを観、情熱大陸で石井一男を知り、ぜんまいざむらいアイマイまいんを知り……
いろいろありましたね。
ドリームマッチにアメトーーーーーークもあった。
科学魔界の岡和田晃さんの評論とか、思想地図とか性的人間とかドゥルーズとか中沢新一とか読んでいたなあ。
ひさしぶりの母とふたりの夜は、すこし不安になりました。
できるだけ目立たないように生きようとおもった。
SONGSでマイケル・ジャクソンを観ながらそう考えました。
天才にまかせようと。
秋元優里平井理央を観ながら、あとはこれからでてくる若いひとにまかせよう、とおもいました。
平井理央ジャネイロ
おもいっきりDONデリーロ!
しかしまえ間宮緑がいっていたように、ひとりの天才の登場を待っているだけではいけないのかな。
塊としてなにかを形成できればいいか。


きのう、ウェス・アンダーソンの「天才マックスの世界」(1998)を観る。
中国の友人に借りていたもの。
アンダーソン作品は、「ライフ・アクアティック」「ダージリン急行」「ホテル・シュバリエ」ときて観るのは4作目。
「ライフ〜」も中国の友人から借りた。
「ダージリン〜」「ホテル〜」は図書館。
お金をつかっていないなあ。
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」も借りている。
しかし「マックス〜」は1998年製作か。
まったく古びていない。
切れがあるなあ。
あきらめないで愛を求め続けるひたむきさがよかった。
たしかに若いころはマックス・フィッシャーみたいになってしまう。
ああいう情熱から冷めないで、ひとを愛するまでにいたるのは私はできませんでした。
中国の友人は、「ダージリン」より「マックス」のほうがおもしろいといっていたが。
どっちも好きだね。
脱力系なのはいなめないが。
しかし、阿部和重中原昌也が好きなのもうなずける。
こういう童貞さがいい。
10年メーカーの2019年が浮気だったから、それを楽しみに苦しみの残り9年間を生きるしかない。


いま18冊の本を同時に読んでいる。
もう2月になったら優先順位を決めて量を絞ったほうがいい。
そういえば、中国の友人と兄はいつ以来あっていないのだろう。
2008年のサワダくんたちとの忘年会くらいまで遡るか。
中国旅行はほんとに行くのかな。