権力から逃れる文章

CREA (クレア) 2010年 02月号 [雑誌]

CREA (クレア) 2010年 02月号 [雑誌]

月刊 真木よう子 (SHINCHO MOOK 87)

月刊 真木よう子 (SHINCHO MOOK 87)

きのう、「杜子春」読了。
20年振りくらいのリリード。
17才に書いた処女小説「幻想」はこれに影響されていたのでは述懐
読み返すのはおもしろい行為だったので、味をしめてきょう行った書苑イケダで高校時代図書館で読んだ「あばばばば」をさがしたら、「戯作三昧・一塊の土」のなかにあった。
が、6ページくらいなので図書でコピーしようとおもいなおし買うのをやめた。
安部公房の「棒」は講談社文芸文庫で買っちゃたけど。
クレア2月号に真木よう子が載っていたので650円で即断購入。
月刊真木よう子はアマゾンでいくらするんだろうか。
調べたら8814円からでした。
「快楽の斬新的横滑り」よりは安いが。
大江健三郎にとっての理想の小説が「ファビアン」なら、私は「歯車」かな。
イケダではついでに2月3日発売の早稲田文学3を予約。
新人賞は「ほか♨いど」みたいですね。
メタフィクションだそうです。
ワセブンは実験的な小説がいつも通る。
私のはきのうようやく第2部を書き出せましたが、うまくはいきませんね。
フラストレーションがたまるばかりです。
かといって阿部和重的訓練をするのもいやだし、中原昌也的生活をするのもしんどそうだし。
しかしどうにかしてジョイスばり、ベケットばり、ピンチョンばり、ブランショばりの活き活きとした活写ができないものだろうか。
無理か。
以上の作家はつまみ食いばかりで1冊通して読んだことないのでなんとかそれぞれ1冊くらいは読みたいなと。
家にもどると、兄が西瓜鯨油さんのブログやツイッターを見ていた。
超短編の投稿サイトなども紹介されていた。
円城塔ツイッター超短篇小説もちょっとだけまえ見た。
そういえばイケダに行くまえに兄と車庫に入った。
ツイッターで知ったサキさんが教えてくれた、島田雅彦の「天国が降ってくる」を探究するため。
まえ「鼻・杜子春」を単独で探究した折、本書を見かけていたので少々手間取ったが見つかった。
兄がほかにもいろいろ掘り出した。
2階に持っていくらしい。
昔の映画ベストを挙げたファイルもさがしたかったが、時間がないので見送り。
段ボールがちゃんと閉じられていたのを開けたままにしてしまい退散。
車庫に行くまえ、兄に「ニートピア2010」と「文学の徴候」を渡す。
ついに2010年になってしまった。
中原さんは執筆しているのか。
ツイッターを拝見するかぎり生活がまえより大変そうだが。
ロスジェネと中原さんの最終戦争がおこるのか。
なんとか生き残りたいですね。