「存在の耐えられない軽さ」読了

殺す (海外文学セレクション)

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ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)

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アメリカ新進作家傑作選〈2008〉

アメリカ新進作家傑作選〈2008〉

  • 作者: ジョンクルカ,ナタリーダンフォード,リチャードボーシュ,Richard Bausch,Natalie Danford,John Kulka
  • 出版社/メーカー: DHC
  • 発売日: 2009/11
  • メディア: 単行本
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なぜか、半年くらいかかりました。
10年以上前、渋谷のブックファーストで立ち読みしたときは、ニーチェ永劫回帰を誤認しているようにとれ、敬遠していた。
しかし河出世界文学全集でなにか読めるものはないかとおもい、暗夜はなくなり、老いぼれグリンゴは冒頭に苦戦し、集英社文庫版の本作を手に取ったとき、新訳のフランス語テクストを原典にしているこっちのほうを高いけど買った。
そういえばイメージフォーラムで出会った、次松武大くんも読んだんだろうな。
卒論がクンデラだったそうだから。
ガイブンの単行本を最後まで読めたのはいつ以来だろうか。
短篇集をのぞけば、バラードの殺す、以来か(映画化はされたのか?)
そうなると12年前だ。
これはやばい。
ガイブンは、タイトルを知っているだけで読んだ気になってしまう。
これはまったくの文学の初心者だね。
いまからでも遅くはないから心を入れかえてガイブンに挑戦しよう。
ただでさえ、自分が書く日本語のペラさに苦悶しているんだから。
苦手克服を今後のテーマにするか。
若いころは克服ものは嫌いだったが。
楽しいのが一番、とおもっていた。
存在〜の感想は読書メーターに書きました。


きょう、アンアンの占いをさがしにメグリアに。
クンデラ村上春樹のことを考えていてクルマに轢かれそうになる。
小丸電球と120分のオーディオテープも買う。
本屋に新装文庫版の813の謎があった。
松本人志高須光聖の放送室も。
石川達三の青春の蹉跌が欲しくなる。
ねじまき鳥クロニクルの文庫のカヴァー色は、まえと変わったのか。
緑・青・紫から、緑・紫・青へ?
わからん。
アンアンはなし。
六星占術もなし。
1Q84もなし。
CDショップに寄るのを怠る。


朝日の漂流〜本から本へを読む。
筒井康隆のNULLを創刊した話。
SFとシュールレアリスムの融合。
紹介されたディックの宇宙の眼という作品が、ビューティフル・ドリーマーに酷似している。
いいものを読まんといけんね。


DHCからアメリカ新進作家傑作選2008が出たそう。
解説は池上由冬樹。
米国では2000年から、邦訳では03年から。