楽しみにしています

ミステリアスセッティング

ミステリアスセッティング

ニッポニアニッポン (新潮文庫)

ニッポニアニッポン (新潮文庫)

きのう、阿部和重のジャスト・ライク・ア・ウーマン読了。
阿部さんは女性性について考えているのか。
ピストルズもそんな話のようだし。
ジャスト〜はとにかくぶっとんだ話でした。
物語るというフィクションの豊さに酔いしれた。
さすがだ。
こんな小品でも十二分に楽しめる。
贅沢な逸品だね。
でも自分でいうのもおこがましいが、コアな阿部ファンじゃないと楽しめないかも。
それに、女性が読んだらどう思うんだろうか。
女性性を追求するあまり、ますます女性読者を遠ざけているのか。
ミステリアスセッティングは受け入れられるとおもうけど。
阿部さんはやっぱマイナー作家なんだろうな。
それでいいと思うんだけど。
語りについてずっと阿部さんはこだわっている。
語りでは描写ができないが、それを上回る重層的な語りだ。
ところでニッポニアニッポンが絶版だそうだ。
だが今年お得な新装版で復刊すると自身のツイッターでいっていた。
イッツ・オンリー・ア・ビッチも楽しみ。
きょうは芥川賞の発表か。
舞城王太郎松尾スズキか文藝トリオか。
ゼロ年代文芸誌を騒がした、講談社ノベルスと演劇出身の作家が10年代でいったいどんな評価を得るのか。
文藝トリオが獲ってもこれまた下剋上でおもしろい。
ニュースウォッチ9が見逃せない。
そういえば2月刊の早稲田文学3にソローキンが載るらしいですね。
中国の友人は2月中旬帰国とのこと。
了解しました。
ということはGWは外地で過ごすということか。
4月に1Q84BOOK3が出るから買いにくるというのもあるが。
となると中国旅行は10月の当地の建国記念日になるのか。
来年か再来年か。
秋元優里アナは学生時代ロックバンドのボーカルをしていたのか。
東浩紀文學界、なんとなく、考える。
思想系(文芸誌)、オタク系(ゲーム・アニメ)、ネット系(グーグル・ニコニコ動画)で棲み分けていた消費者がだんだん混ざってきたとか。
ネット系でも文芸誌の新人賞に送るとか、ということか。
きのうアミナダブの書き出しを読みなおした。
なにもおぼえていなかった。
なんか中原昌也の、待望の短篇集は忘却の彼方に、とか、音楽は目に見えないに似ている感じだった。
中原さんのほうが娯楽度が高いけど。
いつか中原さんみたいな小説が書けるようになりたい。
そんな自分を楽しみにしています。