念願成就
- 作者: 清水義範
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
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- アーティスト: ジャックス
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2005/03/30
- メディア: CD
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「安部礼司」を聴き逃したことをいま気づきましたが、それはおいておいて、あの弱小サークルとコケにされていたメルキド出版が、ついにきょう執り行われた第九回文学フリマで11冊売り上げました。
きょねんの11月が3冊だけだったから、物凄いアップです。
私らにしてみたら奇跡のリンゴです。
今回の内訳は最新号の6号が6冊、2号が1冊、兄のコピー本が4冊というもの。
このブログの効果も少なからずあったのだろうか。
もっとブース番号とか宣伝したほうがよかったのかな。
きのうは名古屋に「文学新人賞がこんなにわかっていいかしら」というシマウマ書房のトークイヴェントに行っていたので前日のブログを更新できなかったのが痛かったか。
ランショのミクシィも効果があったのかな。
もう遅いですが、ブース番号はH−11でした。
買いそびれた人は、来年には模索舎、タコシェ、イレギュラー・リズム・アサイラム(以上東京)、書物の森(名古屋)、ガケ書房(京都)に置かしてもらえるとおもうのでそちらをあたってみてください。
模索舎、タコシェには他店よりはやく近々12月中には必ず入荷予定です。
きのうのトークイヴェントでは、田中弥生に一次選考ですくってもらったという広小路尚祈が、講談社のK編集長とのいさかいを暴露していて、群像はやばいなあとおもい、暗い気持ちで帰宅したのだったが。
「痴漢冤罪ものを書け」とか「好きな本ばかりではなく、嫌いな本も読め」とかがつがつなににつけいってくるそうです。
編集者という人も存在価値を求めるあまり、暴言蛮行が多いのでしょうか。
広小路さんは消費者金融にむかし勤めており、上司からのパワハラで退職。
そのご死のうとおもったそうだが、妻に止められ無職生活に。
そして、ブックオフで妻に1000円もらっては足しげく通い、1日に4、5冊読む生活をした5年ののち、エンタメ系などにも送ったり手あたり次第に応募をした果てに、群像で優秀賞をえる。
もうひとりの墨谷渉は中部大学で今福龍太のゼミに入っており、当時小牧の自宅近くに住んでいた群像で入選したての清水良典先生に「自分は小説家になりたい」と訪ねにいったことがあったそう。
そのご不動産業の仕事に明け暮れて、からだをこわし、比較的な楽な部署にうつり、休みが多くなり、実家の学生時代の本棚からサドや村上春樹、筒井康隆、高橋源一郎なども小説を読んだという。
すばるで獲ったのはまだ2作目で、当初は群像に送ろうとしていたそう。
文學界はかたい、新潮は地味、文藝はがらじゃないとおもったそう。
ところで質疑応答のとき「ドン・キホーテの末裔」という清水義範の本の紹介があったが、その同じ日に読書メーターのぼんのーさんというかたが、おなじ書籍を読みたい本に登録していた。
ぼんのーさんは名古屋在住だから、もしかして同じ場所にいたのかも。
ぼんのーさんをきっかけに読書メーターを知った私は、ほぼ毎日ぼんのーさんのページをみているのだが。
これは偶然なのか必然なのか。
文学フリマの話にもどると、われらがサロン・ド・マロリーナさんは14冊売れたそう。
おめでとうございます。
はじめてのときは私らは4冊でしたから、初参加でこの記録はたいしたものだとおもいます。
私たちも負けないようにがんばりたいです。
きのうのトークイヴェントでの余興のバンド演奏がよみがえります。
早川義夫にはじまり、テネシーワルツ、高田渡、中島みゆき、グッドナイト・ベイビーと壮観なライヴでした。
メルキド出版を買っていただいた、また差し上げたみなさま、ひどいできですが、これからもめげずに精進いたしますので、どうか怒らないでくださいね。
ながーい眼でみてください。
来年も出す予定ですし、そのときは今回のようなことはせずに予告もしっかりするので、期待せずに待っていてください。
ありがとー。