すべてよし!

風と共に去りぬ (1) (新潮文庫)

風と共に去りぬ (1) (新潮文庫)

夫婦茶碗 (新潮文庫)

夫婦茶碗 (新潮文庫)

同人誌が完成しました。
現物は写真でしか見ていないが、東京の兄のもとへ、プリンプリントからきょう届いたようだ。
ようやく肩の荷がおりた気分。
1年半長かった。
「太陽刑」という400詰め原稿用紙で40枚弱の小説を放擲して、「道化師の弁明」「はじまりの断章」「メルキド創世記」というみっつの小説の書き出しをいっしょくたにして、「がいこつのまち」というのをつくり、その第2部の書き出しが、今回の同人誌の「ゾンビの遅い夕食」になった。
3月〜5月には「ロスジェネ」に「ふとももの女」という20枚くらいの短編も送った。
「ゾンビ〜」は56枚。
評論のほうは33枚だった。
すべてあわせると、今年1年で120枚くらい書いたことになる。
毎年100枚以上は書いていきたい。
去年は250枚は書いた。
生涯で1万枚は書きたい。
失われた時を求めて」は超えないと。
同人誌も文芸誌並みのこれくらい売れないかな。
あとはリンドバーグが「dream on 抱きしめて」をテレビで歌わないかな。
そういえば日比野克彦って岐阜出身なんですね。
あと、綿矢りさは一宮りさというペンネームも考えていたそうです。
りさたんは、太宰治村上春樹だけじゃなくて、田辺聖子とか「風と共に去りぬ」の小説とかほかにも町田康の「人間の屑」(「夫婦茶碗」所収)とか、デヴューまえにもいろいろ読んでいたそう。
しかも「風と〜」は6回くらい読みなおしている!
おみそれしました。
高校時代のおこずかいは1月に5000円だったそう。
本代はそこから2000円くらいを当てていたそうです。
泣かせますね。
でも平均か。
私もそれくらいだったかも。
しかしやっぱりプロの作家は本をたくさん読んでいる。
ゲームや映画、だらだらな生活にうつつをぬかしていた私では、到底およばない流通している小説群。
これは同人誌でしか通用しないかもね。
それもぎりぎりで。
でも地方の同人誌の賞なんかもあんがいレヴェルが高い。
どこにも相手にされないか。
努力もできないし。
でもなんとかつづけていきたくはある。
情熱はかろうじてまだ、枯れていない。
アジカンの新曲「新世紀のラブソング」いいじゃない。
バンプの「RIP」も東京事変の「能動的三分間」もいいじゃない。
いい新十年紀のはじまりの予感。