「1Q84」読み始めました

夜のみだらな鳥 (ラテンアメリカの文学 (11))

夜のみだらな鳥 (ラテンアメリカの文学 (11))

中国の友人から借りていた村上春樹の新刊をようやく読み始める。
きのう、「Jブンガク」を見逃したが、「平家物語」の英語解説ヴァージョンで、「1Q84」にも「平家物語」の引用があると巻末に記されていた。
もうひとりの友人のランショが、来年の評論のネタにしようとしている。
村上さんの粘着質ななんか気になって読んじゃうというのはなんだろうか。
ミヤザワ氏が麺類をすすっているようにするする読める、というようなことをいってたが。
いいえて妙である。
はじめにトヨタ車がでてくる。
中国の友人はトヨタ系の会社に勤めているようだ。
私は豊田市在住。
中国の友人の誕生日に「1Q84」が発売された。
海辺のカフカ」(文庫)の識別コードが、私の誕生日と同じだった。
きのうは気分がかなりシニカルになりました。
自分で自分を嘲笑する自分をまた嘲笑いました。
高校時代の太田光みたいに。
なんでみんなすごい小説を書けるのでしょうか。
なんで私はすごい小説が書けないんでしょうか。
永遠のテーマだね。
書ける人と書けない人。
でもどちらが優れているともいえない。
大江健三郎が自分の子供たちにいった、良き読者になってください、というような発言を気休めにするしかない。
ドノソ「夜のみだらな鳥」はおもしろいんでしょうか。
読書メーターで盛り上がってましたけど。
結局読んでいるのは村上春樹ばっかりなのか。
太宰治村上春樹だけを読んで小説家になりたいというのは、ダメだと保坂和志がいっていたけど。
じゃあ、綿矢りさはどうなるんだろう。
「インストール」のときの選考委員に保坂さんは入っているけど。
多和田葉子もそうでしたっけ。
金原ひとみ笙野頼子がいた。
脈々と受け継がれているのか。
阿部・中原を継ぐのは誰なんだろう。
もうちょっと先の話か。
福永信佐藤友哉でいいのか。
なにか自分にできることないのか。
中原昌也文學界に載ることや、蓮實重彦に読まれることを願っていたこともあったが、すんなり叶ってしまった。
阿部さんも芥川賞獲ったし。
佐藤さんも蓮實さんに「デンデラ」を読まれた。
舞城王太郎も中原さんも芥川賞候補にもなったし。
あとは福永さんと佐藤さんが芥川賞直木賞の候補にあがれば御の字か。
あわよくば受賞もしてほしいけど。
それと海外での評価があがることと、もうすこし国内で売れること。
そうすれば私は満足です。
自分の小説がへなちょこでもかまいません。
でもドラゴンズの完全優勝はお願いしたい。