文芸誌

城 (新潮文庫)

城 (新潮文庫)

さようなら、私の本よ! (講談社文庫)

さようなら、私の本よ! (講談社文庫)

同人誌執筆のため、外出を控えているので、きょうは文芸誌の発売日だが買いに行くのは、レンタルヴィデオ店に行く来週の木曜日12日になりそう。
まどろっこしいので明日行ってもいいけど。
文芸誌が早くデジタル化しないか。
新聞も。
それか早く作家になって無料で文芸誌が送られてこないか。
そうすれば容赦なく処分できるだろうに。
身銭を切っているから愛着がわき、大事に並べてしまう。
あと5年もすれば置き場所がなくなってしまうような。
5年のうちに結果を残すか、もう「群像」しか買わないとかにするしかないだろう。
倉庫に突っ込めばいいのか。
倉庫に安い本だな置いて。
でも買うだけ買ってほとんど眺めるだけだから。
レジで大人買いする快感。
中国の友人は休暇の帰国中、「新潮」の前田司郎「逆に14歳」と「文藝」の磯崎憲一郎「世紀の発見」、あと「新潮」の「終の住処」を読みたいといっていたが。
文芸誌誌上で読んだのは最近では、中原昌也福永信、すこしむかしの舞城王太郎古井由吉多和田葉子笙野頼子、それと「グレート生活アドベンチャー」「キャラクターズ」「1000の小説とバックベアード」などの「新潮」中心である。
ほとんで書評とエッセイくらいしか読まない。
阿部和重ピストルズ」は楽しみにとってある。
「ヘヴン」や「カメレオン狂のための戦争学習帳」は単行本で買ってしまった。
文芸誌掲載時の新人賞で読んだ作家はいままでで福永信だけ。
しかし立ち読み。
これじゃあ、新人賞落ちるのもうなずける。
当然の報いだ。
ほんと読んでいる人を尊敬します。
みちまろさんやPunkのPさんとか。
最近カフカの「城」をまた読みはじめました。
第二章まで読んだ。
これもひどくゆっくり。
子どものころから本を読むのは得意ではなかった。
映像とゲームのほうが断然好きだった。
いまでもとはいかないが。
いま調べたら、文芸誌は2007年の8月から4誌買っている。
「すばる」以外は2007年の頭から買いそろえ、「すばる」だけ5、6月号と買っていて、島本理生のインタヴューが載っている7月号を飛ばしてしまっている。
2年強買っているのか。
それまでもちょくちょく買ってはいたが。
なぜ「すばる」を買わなかったといえば、なぜか「すばる」だけ書苑イケダに置いていなかったからだが。
だが、文芸誌に救われたこともある。
東京から実家に戻ったさい、2003年2月号の「文學界」(おもえばこれが古本で買う以外のはじめての「文學界」だった)や「群像」の「現代小説演習」なんかを読み大分楽しめた思い出がある。
入院したいたときも「群像」の大江健三郎「さようなら、私の本よ!」第一部「むしろ老人の愚行が聞きたい」(最後まで読めなかったけど)や「文學界」の阿部さん「インコンプリート・プロジェクション」などにどれだけ励まされたことか。
文芸誌は場所の工面をどうにかして、もしくは図書館(雑誌は継続貸し出しができないが)を利用してなんとかつないでいきたい。