読書計画
存在の耐えられない軽さ (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-3)
- 作者: ミラン・クンデラ,西永良成
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2008/02/09
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それまでは毎日1パートずつ読んでいたけど。
テレザが烏を保護するところで、3週間ほど止まっていた。
しかし、きのうまた読みはじめた。
だいたいいままでで、半分くらい読んだ。
来年の同人誌でクンデラと村上春樹のことを書こうかと思っている。
また、来年3月まで「百年読書会」があるので、それが終わったら友人から借りている「1Q84」を読む計画だ。
いま「文化系トークラジオLife」(09・10・25)の「休日の哲学」を聴きながらの作業。
「毎日が夏休み」な私は、東京で大学に行ったりバイトなりをしていた輝かしい時代の閉塞した休日より、のっぺりとした同じ顔の毎日の休日の方が、しっくりきている。
まえの平日と休日のオンとオフが耐えきれなかった。
「スカイ・クロラ」はまだ観ていないが、毎日の同じ繰り返しほどおもしろいことはない。
「ビューティフル・ドリーマー」風の祭でない日常の連続のおもしろさ。
これはいったいなんだろう。
いやいや、日常が祭化しているのか。
毎日が鈴木謙介的なカーニヴァルなのか。
毎日がデータベース化するのが、おもしろくて仕方ないのか。
すべてが嫌になることもふくめて。
きのう斎藤環の「文学の徴候」を少し読んだ。
私が去年書いた「シュガロンの神経衰弱」が”境界例的作品”だと判った。
完全な失敗作ですけど。
いったいこれからなにを読んでいけばいいのか、判らない。
日本現代文学を中心に読んできた20年間。
あと20年をどう読んでいけばいい。
ベケット「ワット氏」やシモン「アカシア」、パムク「雪」などを読もうか。
バロウズとかディックとか。
自意識系実存が好きな私としては、カフカやカミュ、サルトル、ポー、ドストエフスキーがいいか。
古めかしい気がするけど。
クノー、モンテロッソ、ドゥギーとかか。
どうすればいいのか。
なにをすればいいのか。
判らずにいる。
どないせーちゅうねん!
ハラすってまうで!
巨人対日ハム。
野村克也予想では4勝2敗で巨人。
あすは、レンタルヴィデオ店に行く予定です。
中途半端な知識といい加減な創作スタイルの私は、これからどうすればいいのでしょうか。
いまさら真面目に転向することはできない。
不真面目な私ができることは文芸誌に投稿して落選し続けることだけでしょうか。
あとは同人誌を細々と運営していくことか。
それになんの意味があるんでしょう。
意味なんてないのか。
ただ、一さいは過ぎて行きます。
前述の通り日常を認めて、この肯定と否定の矛盾を受け入れていくしかない。
認められないといけないというのは幻想だ。
だれも認めてくれなくても、負けにはならない。
認められないとダメだというのが、負けだ。
そんな風なことを、「プロフェッショナル」で宮崎駿が言っていた。
自分で正当な評価ができるようになればいいだけの話だ。
そのために他人の本を読んで客観的視点を手に入れればいいだけの話。
簡単だけど難しいこと。
ごはんの時間です。
そのまえに布団をしまわないと。
とにかく、客観的視点は失敗してなんども痛い目にあわないと判らないというのもあるから、もっと乱読・乱作をするべきかも。