異形の心的現象―統合失調症と文学の表現世界

異形の心的現象―統合失調症と文学の表現世界

「TOKYO!」オムニバス3本中2本観ました。
ミシェル・ゴンドリーの「インテリア・デザイン」とレオス・カラックスの「メルド」
ゴンドリーのは意外とおもしろかった。
足が片方、木になってしまったところでおもわず笑う。
虚構と現実のサジ加減が絶妙でいま書いている新作の小説もこういうエヴリデイ・マジック物にしたい。
「メルド」はフランス語で”糞”の意味。
メルキド」と「メルド」は大変よく似ていますね。
これはあえて”糞”に似せて命名しました、と後付けしないとこれからはやっていけないか。
なにしろJ文学以上のジャンクないい加減な小説やら評論やらを載せているからまさに「メルド」にぴったり。
誇りにおもったほうがいいか。
映画は予想していたカラックス物とかけ離れており、あっけにとられたまま最後まで観てしまった。
股間にぼかしがなかったのは作り物だったからか。
「真夜中」Vol.3(リトルモア)では、蓮實重彦
≪本当に感動しました。やっぱり彼はショットを撮れる作家なんですね。長い映画を延々と撮ってきたあのカラックスが、30分の映画を撮れるという、このすごさはなんでしょうか。ことによると、そのすごさは青山さん(青山真治)の『赤ずきん』についても言えることかも知れません≫
と述べている。
赤ずきん」は観てないけど。
シルビアのいる街で」もVol.4で相当ほめてたけど。
ぜひ、チャド・マレーンの「HONEY STAR」を観てほしい。
蓮實さんが苦手なオーストラリア人だし。


恥ずかしながら、きのう、はじめてマーケットプレイスで買い物しました。
いままでずっと検索機能ばかり使って調べるだけでしたけど。
こんな私でもクレジットカードをもっているんです。
買ったのは、ローランド・ケルツ「ジャパナメリカ」(1385円 配送料込み)、ジャック・デリダ「尖筆とエクリチュール」(1340円)、斎藤環「文学の徴候」(954円)の3冊です。
どれも11月下旬完成予定の同人誌の仕上げに必要かとおもった書籍です。
まったく読まないかも知れないけど。
計3679円。
だいたい小遣いが月2万円(去年より8千円増)なのでなんとかなる金額におさえました。
欲をいえば、吉本隆明・森山公夫「異形の心理現象 統合失調症と文学の表現世界」も買いたかったが、緊急性がないので見送った。
人と較べると糞のような本棚のコレクションと読書遍歴だが、それでもかすかな自己肯定のよすがになっているのも事実。
なんとかいまの最低限の文化レヴェルを維持していきたい。
斎藤環の「フレーム憑き」や「思春期ポストモダン」などもほしい。
茂木健一郎より斎藤さんのほうが信頼できる。


きょうの「朝まで生テレビ」(テレ朝系 AM1:34〜4:25)に我らが東浩紀が出演するそう。
ラテ欄には≪激論 若者に未来はあるか!? 雇用崩壊、世代間格差 ツケ払う世代に夢は!? 田原総一郎≫とある。
夢はノーベル文学賞っていったら冷笑されるだろう。


CS2の第3戦。
吉見のにんにく注射はドーピングなのか。
だったらイチローのユンケルもドーピングか。
6戦とも日テレ系なのか。