衝動買い

真鶴 (文春文庫)

真鶴 (文春文庫)

歌の翼に(未来の文学)

歌の翼に(未来の文学)

「愛でもない青春でもない旅立たない」の文庫が書苑イケダにありました。
発売日に新刊がおいてあるとは、イケダもがんばっていますね。
おみそれしました。
立ち読みをしていたら、「アンアン」と「ブルータス」に村上春樹関連の記事が。
まえ「サイゾー」や「女性自身」(「微笑」だったか?)などでも特集記事があったけど、なんだか今月は先月欲しい本を買いあさったこともあり資金に余裕があったので、図書館でコピーすればいいかとおもいながらも、書苑イケダを応援したい気も加味されるのと同時に雑誌の業績悪化にも苦慮して、前段の2誌を買ってしまいました。
来年同人誌で「1Q84」の評論もあるし、資料として取っておこうという判断でした。
失敗だったかもしれないけど。
「月刊 護あさな」は買わなかった。
”ボインNO.1”という惹句が恥ずかしくて。
でも買った「アンアン」にもほしのあきのきわどい写真が表紙で”美乳・美尻”の特集でしたけど。
しかし熟練の店員さん(おそらく店長の奥さん)が、はじめから裏返してバーコードを読み込んだので、隣にいたもうひとりの新人店員さんにも見られずにすみよかったんですが。
あと、川上弘美の「真鶴」の文庫を買いました。
高橋源一郎の「ニッポンの小説」で取り上げられていたのを読んだことと、新聞小説の「七夜物語」をおもしろく読んでいるので買いました。
筒井康隆選考委員のパスカル新人賞を獲った、熟達した本読みとしても有名な川上さん。
最近では、「歌の翼に」の帯にもコメントを寄せてますしね。
文藝春秋」の芥川賞全文掲載号の新聞一面広告で、著者の写真を大きく載せることの走りが川上さんだそうです。
今月号の「文學界」の「鳥の眼・虫の眼」に書いてありました。
イケダのまえにUSVにも寄り、コ―ネリアスの「69/96」を返して、ブリリアントグリーンの「ウィンターアルバム」を借りました。
もう潰れた夢屋書店で、店内でかかっていたのが懐かしくて。


いままで生きてきてだいたい4つの大きめのコミュニティに関わってきた。
地元、名古屋、東京前期、東京後期。
しかし4つともに抜け出した。
それでも残ったのが名古屋と東京前期のそれぞれ一人ずつの友人だ。
あとは全滅。
数少ない希少な知り合いだが、ひとりはメールが返ってこないし、ひとりは中国へ行ってしまった。
兄も東京にいる。
父と愛犬も亡くなった。
母と2人暮らしの日々。
ときどき無性に不安になり薬を飲む。
いったいこれから40代50代どう身を振ったらいいのやら。
途方に暮れつつ今日もなぜだかブログを着々と更新。
アジカンの「君という花」が流れる。
こういうお子様な歌の方が、スーパーカーの気取った歌より自分には相性がいいようだ。
スーパーカー好きで、坂口安吾と同郷の、村上春樹町田康を熱心に読む男と東京で出会ったが、彼も小説家を目指していた。
いまでも目指しているのだろうか?
「群像」は難しすぎて敬遠していた。
乙一と同い年。
いつかどこかで再会することはあるのだろうか。
このこんがらがった途方もない人生と人生とのあわいに。