岐阜県民、中国へ発つ

69/96

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愛でもない青春でもない旅立たない (講談社文庫)

愛でもない青春でもない旅立たない (講談社文庫)

中国の建国記念の休日のため、10日間日本へ帰ってきていた友人が、きょう出向先の大連に戻ったようです。
外でバリバリ働くのは大変ですね。
頭が下がるおもいです。
こういうひとたちが大勢いて世界を支えているのでしょう。
彼がいると新聞や田舎の本屋、ヴィデオレンタル店、ネットなどでは到底知り得ない知識、またはそれらの見方を変える姿勢を与えられるので、生活のなかで他人が介在するのは、とても有意義な面があるとおもいます。
でも、ときどき自分のすべてが嫌になるときがあります。
そんなとき、愚かな自分が相対する、自分を媒介にする交友関係もすべて嫌になり、生きるのがほんとバカらしくおもえてならないそんな恵まれた環境だからこそでてくる切迫感のない現実による切迫した悩みに取り憑かれること。
これはなんでしょうか。
ただの疲れなのか。
大殺界だからか。
それは生活の疲れ、ワンパターンに陥った、運動性のない時間に押しつぶされていく停滞感が裏にあるからでしょうか。
なにか視点を変える力、外部からの運動への刺激が必要なのかと。
それが若いうちは”性欲”というかたちででてくるものかと。
しかし30も半ばに近付くといつまでもそれにたよってはいられません。
ミラン・クンデラミシェル・ウエルベックの登場人物のようにはいきません。
さて、どうしたものか。
カラオケでコーネリアスを歌うために、レンタル店で「69/96」を借りてきました。
100円サーヴィスデイだったので、ほんとはくるりの「東京」が久しぶりに聴きたくて「さよならストレンジャー」も借りようとしたのですが、コーネリアスが70分オーヴァーだったので120分テープにダビングしたときに、「さよなら〜」は入りきらなかったので、短い「チームロック」を借りようとレジに行ったら、100円セールはDVDだけでCDは通常の300円だった。
壱と伍のつく日はオール200円というのまで解除されていて、あとになって「ノ―カントリー」でも借りとけば200円もうかったのにとおもったのですが、コーネリアスのほうだけ借りて帰宅しました。


「愛でもない青春でもない旅立たない」(講談社文庫)、書苑イケダになかった。
あすの帰り際に精文館にて買おうとおもいます。
本の旅人と、ちくまの10月号をもらう。