今月も5大文芸誌をすべて購入

ペドロ・パラモ (岩波文庫)

ペドロ・パラモ (岩波文庫)

突囲表演

突囲表演

群像、新潮、文學界、すばるの11月号と文藝の冬季号を、書苑イケダで購入。
いったいいつまで続けるのか。
今月の6、7日と旅行に行った先の岐阜に屋敷をもつ友人のひとりは、”死ぬまで買い続ける”とあっさりといっていましたけど。
彼からは山躁賦(集英社文庫)を2冊所有していたので、1冊無償で分けてもらい、さらに小説トリッパー(2004年冬)も無料でくれた。
まえはペドロ・パラモや突囲表演、舞踏会へ向かう三人の農夫、映画はついに百歳になった(これは明治学院大学で四方田の講義をもぐりで受けるという日大の若者にあげてしまった)、ハッピー・ガールズ、バッド・ガールズ、大英博物館が倒れる、賜物(下)などをもらった。
こう振り返るとよくお世話になっていると感じる。
兄と親戚の存在と某編集部の仕事を手伝ったのと、この友人と出会ったことが小説を読み、書くということに大きく影響されているようにおもう。
芽がでないのも彼らのせいかもしれませんが…… 
それは冗談として。
そして今回のかわりといってはなんだが、垂野創一郎訳の文学フリマで売っていたスタニスワフ・レムのエッセイと、本谷有希子が載っているアエラをあげた。


文芸誌の新人賞は色々工夫をこらしている。
すばるは、朝日新聞文芸誌広告に受賞者の木村友祐の顔写真を載せているし(前回の天埜裕文もそうでした)、文學界は四次選考講評という17作品の予備審査を通った作品の概略と感想を紹介している。
また、すばる、新潮に応募していた批評家・倉数茂のように、藤田直哉文學界の第2次予選を「Requiem for post-modern dream」で通過している。
文學界には文学フリマの望月倫彦のインタヴューもある。
サークル;Kや無限遠点、科学魔界(巽孝之伊藤計劃など)、アラザル、ゾヲブなどの同人誌がほしい。
文藝は受賞者、大森兄弟と藤代泉を巻頭カラーで紹介。
みんなほんとがんばっていますね。


11月9日(月)に愛知淑徳大学星が丘キャンパスで多和田葉子諏訪哲史の対談があるよう。
入場無料。
予約不要。
諏訪さんは淑徳で文化創造学部の講義を受け持っているそうです。
清水良典先生推薦かな。