旅を終えて

フエンテス短篇集 アウラ・純な魂 他四篇 (岩波文庫)

フエンテス短篇集 アウラ・純な魂 他四篇 (岩波文庫)

美しい夏 (岩波文庫)

美しい夏 (岩波文庫)

岐阜に行ってきました。
本を25冊買い、2冊もらい、3冊の本とヴィデオテープを1本借り、文芸誌のコピー、フリーペーパー1紙を手に入れました。
重かった。
帰りに寄った名古屋で雨が激しく、傘が裂けました。
本はだいたい濡れずにすみました。
しかし一番の懸案だった「1Q84」に少し水滴が落ちていましたが、ブックカヴァーがしてあったので表紙にはまったくしみ込まなかったとおもいます。
借りた本なのでヴィニールに覆うなど処置を徹底すればよかったと反省。
気心が行き届かず申し訳ありませんでした。
この場を借りて謝罪します。


岐阜市豊田市に較べずっと都会ですね。
自由書房Exという大きな本屋が高島屋のなかに出来ていました。
ワンフロアつかってジュンク堂並みな品ぞろえでした。
旅の目的はパフュームの衛星放送の番組を、ある友人に録画を頼んでいて、それを1年くらいブランクを空けて観に行ったのですが、市販のDVDと同じ作りでした。
でもまえまえから欲しかったものである、アウラ・純な魂や山躁賦、母の発達、根木山(コピー)、小説トリッパー(2004年冬)、ろまん燈籠、美しい夏、アメリカひじき・火垂るの墓、月山・鳥海山、ほんたにちゃん、浅草紅団、善人はなかなかいない、文学的なジャーナル、モンキービジネス野球号(書写人バートルビー)、金毘羅、小説の経験、ノスタルジア、WBVol.17などを主に安価に入手できて大満足です。
ちょっとだけ自分の凡庸さというか、愚かさが嫌にもなりましたが。
ただ読まない本を無駄遣いして買っているだけじゃないか!
品物より、もっと人と人との義理を大事にしたほうがいいのではないか。
しかし品物を通してだけしかコミュニケーションをとれない現代人の苦悩があるのか。
友人は私では到底理解出来ない海外小説などを買っており、毎度のことながら驚かされた。
自分は、海外小説は苦手で当分克服できそうにもないのだが、哲学や文芸批評などを掘り下げたほうがいいような気がした。
小説ばっかり買ったり読んだりするより、小説についてもっと深く考えた方がいいような。
「文藝」(2002年冬)を友人の書庫で読んだが(彼に家には10年以上の文芸誌の蓄積など2千冊の本が綺麗に本棚に収納されているのだ)、特集が”文学シーン”で各文芸誌の編集長が新人賞の傾向と対策を述べていて、前回遊びにきたときも読んだのだが、また「群像」のところを再読した。
石坂さんの話で、現代の時代の言文一致をしてほしいというような内容だった。
なかなか難しいお題目だが、いまの群像新人文学賞は、読者の興味との一致はできているのかともおもったが、2000年代をみただけでも石坂さんの話は、新人賞歴代受賞作品の傾向に首尾一貫しているものがあるような気もした。

あさ起きると、PFFの知らせ有。
大島渚関連の講座があるそうです。
講師は一尾直樹。


母は台風の影響が少ないと、休みの予定を取り下げて、朝パートに向かったそうです。
兄のユーチューブはタモリネタでアカウント停止になりました。
これもタモリチルドレンの宿命でしょうか。