自主製作

川本真琴

川本真琴

狂った果実 [DVD]

狂った果実 [DVD]

きのうは、筒井康隆の75歳の誕生日だった。
川本真琴の「桜」のシングルCDがどっかいっちゃった。
「Jブンガク」はおとついが「蟹工船」で、きのうが「太陽の季節
蟹工船」は主人公のいない群像劇。
名前も浅川とかいう鬼管理者とかにしかついていない手法というのが興味をそそられた。
途中まで読んで、積読になっているけど。
太陽の季節」じゃないけど、石原慎太郎原案の「狂った果実」は奥菜恵小泉孝太郎主演で2002年くらいにドラマがありましたよね。
中平康監督の「狂った果実」も観たいけど。
根岸吉太郎の「狂った果実」はおもしろかった。
アリスの同名の歌から着想を得たそうです。


自分のいままでのテーマとして自主製作というものがある気がする。
小学生の漫画クラブ、中高生のテーブルトーク、大学の自主映画、社会人の文芸同人雑誌。
一から仲間内でつくっていく世界におぼれた。
いままでもそうなんだから、これからもそうだろう。
だから「群像」はおまけみたいなものだ。
それと、いまの基盤である、早稲田文学のヌーヴォーロマン文学フリマサブカルチャー、東海の文芸のオルタナティヴ。
これも今後の活動のヒントになりそうだ。
でも、ヌーヴォーロマンやフランス現代思想ポストモダン幻想文学などを先の10年読みこもうとしていたが、どうも興味が散ってしまう。
海外の長編の古典を読みたい心境だ。
いままで国内の短編やデヴュー作ばかり比較的リーダブルなもの読んでいた。
青春文学からの脱皮をはかるべきか。
青年から壮年へ。
広く浅く。
読みかけだった名著を読みなおすなど、基礎づくりが10年の当面の目標だ。
それからヌーヴォーロマンポストモダンにいっても決して遅くはないだろう。
いまから本を集めとくなど準備しないといけないだろうけど。
やっぱり並行してやればいいのか。
「逃走論」にあった、虫食い読書法ですね。


コント赤信号のMC小宮が川崎長太郎の親戚だそうです。
坪内祐三がいってました。