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四十日と四十夜のメルヘン (新潮文庫)

四十日と四十夜のメルヘン (新潮文庫)

六〇〇〇度の愛 (新潮文庫)

六〇〇〇度の愛 (新潮文庫)

アラン・ロブ=グリエ「ニューヨーク革命計画」、太宰治「ろまん燈籠」を継続、大江健三郎「小説の方法」「いまどきのブンガク」(別冊宝島)を新規、森内俊雄「氷河が来るまでに」を返却してきました。
ブルータスのユーチューブ特集はまた貸し出し中でした。
鈴木謙介勝間和代の記事にゲストとして出た「アエラ」もコピーしようとしていたら貸し出し中。
はてな近藤社長の記事が載っている「アエラ」も何号か調べきれませんでした。
たぶん貸し出し中でしょう。
8月の「アエラ」はほとんどありませんでしたから。
いったいだれが借りているんだか。
たぶん一人が集中して借りているのでは推察しますが。
 大江健三郎の「作家 自作を語る」をまえに借りて、記憶があいまいだった「洪水はわが魂に及び」の野間文芸賞での選評者は、大岡昇平でした。
新しい書き手だと歓迎するような選評でした。
選評といえば、松坂屋でバジリコとオリーブのピッツァを食べたあとに寄った未来屋書店で、「四十日と四十夜のメルヘン」と「六〇〇〇度の愛」を買ったら、青木淳悟のほうの帯で町田康野間文芸新人賞で激賞したコメントが載っていましたが、「四十日〜」の発表当時の新潮誌上では、否定的な意見を述べ、保坂和志が賞賛しているからなんとなくいいのかとおもったというようなことをいっていたとおもいます。
これは川上弘美野間文芸新人賞でいったいたような気がしますが、青木さんは相当単行本化するにあたり推敲を繰り返したようで、それが作品のレヴェルを格段にあげたようなのです。
町田さんもそういうことで意見を変えた模様でした。
保坂さんの解説によると、文庫化に際し、書き直しがまたあるようですが……
川上さんといえば、朝日新聞の朝刊の連載小説で「七夜物語」というものを9月10日から始めるそうです。
先作の「麗しき果実」はまったく読んでいませんでしたが、これでまた読む新聞記事が増えそうです。