やっぱりワセブンしかない

ミセス 2010年 07月号 [雑誌]

ミセス 2010年 07月号 [雑誌]

あなたのことが、いちばんだいじ (光文社文庫)

あなたのことが、いちばんだいじ (光文社文庫)

新作を書いている途中だが、こんなのどう考えたってすばるに載るはずがない、とつくづく絶望する。
大手では到底無理な曖昧さと不可解さ。
早稲田文学新人賞でなければ即ゴミ箱行きだろう。
でもワセブンがあってよかった。
活字としては載らないだろうけど、一応の評価は下してくれるのではないかという一縷の望みはあるから、まだマシだ。
淡い期待。
ほんとちっぽけな名声でいいので。
ブログ程度でもいいです。
きのうのニコ生であずまんがエンタメ作家をリスペクトしていて、クォンタムファミリーズは匿名的なつるっとした文体を目指しているとか。
悪というのは現実がひとつということだとか。
高橋源一郎は悪は事後的に認識するものとか。
公共の私についてなにかいっていたような。
悪と戦うは児童書を意識したそう。
2作とも平行世界の話のよう。
川上未映子が小説は地獄を書くことといったことにあずまんが噛みついていたなあ。
天国を書きたいそうです。
私小説はなんども書くものではないともいっていた。
メモとりながら観ればよかった。
この半年、1年くらいで電子書籍とかネットでなにか起きるとふたりして頭に宣言していた。
なにか文学的事件を起こしたいもんだ。
あずまんの小説愛がすごかったね。
文芸批評なんかやってらんない。
政治家はもっとやだ、とか。
柄谷行人が文芸批評をやめたことを源ちゃんが訊いたら、いまのおれがもっとも文学だ、といったとか。
しかしクォンタムファミリーズ、悪と戦うともおもしろそうだけどなんか読む気がしないなあ。
ヘヴンもだけど。
良質な純文学だとは思うんだけど。
ピストルズ1Q84くらいかな。
いや、読んだほうがいいか。
斜め読みするか。
ハーモニー、ダイナー、カメレオン狂のための戦争学習帳、世界の果て、バレエ・メカニック……
こんな小説は書けんな。
もっと極端な純文がいいのか。
なにがなんだか判らんのが。
前田塁があずまんはある文章のつぎの文が、まえの文を判り易く説明しているのに対して、村上春樹はより謎な文にしていっていると指摘してたとか。
あずまんは文がどんどん簡単になっていってしまうのが悩みだとか。
ボキャブラリーがないのが自分の特長で、小説家には向いてないとつくづく気にしてたそう。
文學界のなんとなく、考えるは連載終了させるよう。
公共圏と公共財か。
全体性についてとか。
福永信の星座から見た地球はまだe-honで予約できんのかな。
ミセスとあなたのことが、いちばんだいじを買いにメグリアに行きたい。
あした行くか。
ばいちゃ。