「JLG JLG」鑑賞

ギルダ [DVD]

ギルダ [DVD]

きのう、ゴダールの「JLG JLG」(1995)を観ました。
短くておもったより観念的ではなくよかった。
いま「新ドイツ零年」とか観ると印象が違うのかな。
文化は規則、芸術は例外。
例外としての死。
トクヴィルとかウィトゲンシュタインとか。
ヨーロッパは記憶、アメリカはTシャツには笑った。
ゴダールみたいな生活がしたいもんだ。
この借りたDVDボックス2巻組には計49作品入っている。
あとは勝手に逃げろ/人生とフォーエバーモーツアルトは観たい。
普遍と個人とかの考察も興味深かった。
ステレオの六芒星とかもおもしろい。
こういう私小説が書ければ最高だね。
哲学書をもっと読みたい。
古い映画も観たい。


日本の古本屋で注文した「金色の玄関に」がきのう着。
短篇集だが「炎と埃」だけむかし読んだ。
「ソーニャ」という短編もあるがこれから派生して「ンニャー」が出来たのか?
早稲田文学に載っていたけどネットじゃ見あたらないなあ。
松坂南や青木裕子の写真集はアマゾンで買ったほうがいいのかなあ。
リタ・ヘイワースの背信」や「ギルダ」「妹」なんかもやっぱり欲しいからお金が足りない。
それにしてもバンクーバー前後に「金閣寺」を読んで、日本は金メダルゼロ、つぎに「金色の玄関に」を買うし、作者のトルスタヤはトルストイの孫で言わずと知れた出身のロシアは2014年ソチの開催国。
おまけに今年はトルストイ没後100年だし。
これに北野武のお手製金メダルを足してと。


早稲田文学新人賞をもう1年待つのは正直しんどいなあ。
どこかに出そうにも欠点だらけのこんな小説は商業的な価値は皆無だし。
ワセブンにしか通用しない気がする。
吉本隆明は時間を長くかけても作品がよくなるとは限らないといっていたが。
かなりの力作なんだがなあ。
自分でいうのもなんだが。
すばるがリンゴで、新潮がジョージで、群像がジョンで、文學界がポールかなあ。
関係ないけど。
ワセブンは5人目のビリー・プレストンかな。
同人誌向けの小説は一文字もいまだ書いていない。
12月に間に合うか。
2011年に持ち越してもいいか。
春の文学フリマに鞍替えしてもいいか。
小島信夫「馬」と後藤明生「関係」を少しずつ読む。
やっぱり心模様の細かいとこまで書いている気がする。
垂れ流しブログ・私小説、またナンセンスな寓意からいったいいつになったら脱却できるのか。
いまだに光明を見いだせないでいる。
「JLG JLG」がいいヒントにはなりそうだが。
これに「歯車」「空気頭」路線を足せばいいか。
熟すのを待つよりほかはなさそうだ。